梵文学・インド学の関連書(和書)(順不同)
ヒンドゥー教系の古典文学の入門書であるが、内容はかなり専門的な面まで言及する。永らく絶版であり、復刊が強く望まれる。 辻博士の本とは違って、ヴェーダから哲学まで広く扱う。梵語初心者には好適。 前半は梵語の文学、後半は、中期インド語、ドラヴィダ語、近代インド語の文学を扱う。インド文学の超入門。 ヒンドゥー教の概説書。記述は簡潔だが、内容は濃い。 ヴェーダの大家によるインド思想の入門書。中村元のものより詳しく、著者の実力が遺憾なく発揮された名著。 授業のテキストには最適だが、簡潔で面白みがない。 東北大インド哲学の基礎を築いた著者による概説書。基本知識を得るために読んでおきたい。 ヴェーダに関する入門書。著者渾身の書であるが、日本語が難しい。とはいえ、必携。 ヴェーダに関する入門書。記述は辻博士の本より明解。著者はミーマンサー哲学の専門家。 ヴェーダとウパニシャッド思想の解説。永らく絶版だが、専門家は必携。 歴史的名著の翻訳。入門書としても有用。 「インド哲学史」ともいうべき内容。中村元のものより詳細で中身がある。 「自己と宇宙の同一性の経験」の問題に焦点を当てた入門書。記述は明解。 A. A. Macdonell, India's Past : A Survey of her Literatures, Religions, Languages and Antiquitiesの訳。入門書で入手も困難なので、あえて探す必要もなかろう。 マハーバーラタ以降のヴィシュヌ・シヴァ信仰に詳しい。日本では類書がない。 インドの神に関する入門書。192枚の写真が有用。 マハーバーラタを中心とした神話の解説。 梵語の純文学に詳しい著者による論文とカーリダーサの「リトゥ・サンハーラ」の訳など。 上掲書の続編ともいうべき書。 大百科事典から南アジアに関する項目を抜粋、追加したもの。調べ物に便利 インドの神話・伝説を主に英文の神話事典から翻訳・紹介したもの。叙事詩・プラーナを中心とする。 神話と図像の両面からインド思想を論じた書。 ヴェーダーンタの研究者として知られる著者が、ヒンドゥー教の思想を一般に向けて分かりやすく解説した書。簡潔であるが、内容は信頼に値する。 主にインド史の研究者による入門書。巻末の文献リストは有益。 ある意味、梵語の対極に位置するドラヴィダ文化を主題とした論文集。梵語文化の外郭を知る上でも重要。 インドの現地事情に詳しい著者が、ヒンドゥー社会の歴史と実情を生き生きと描く。文庫化されたのでぜひ読んでおきたい。 信頼できるインド学の入門書。誤訳も多々存するとはいえ、絶版になっていることは惜しまれる。 梵語文献に関する日本語で読める最も詳しい解説書。注解も独自に追加されて便利だが、内容的にはかなり古い。絶版。原著はドイツ語だが、英訳(3冊本)はインドのMotilal社から出版されている。 梵語文化に通暁する著者による明解な史的考察。種姓制度、婚姻、生活の3章に分かれる。 ブラーフマナおよびウパニシャッド思想の解説として推奨に値する書。 梵語数学・天文学の大家による興味深い書。現代インドの占星術にも言及する。 古代から中世にかけてのインド数学の入門書。類書はなく、必携。 インド論理学に関する信頼できる入門書。インド哲学を知るためにも必読の書。 古代インドの「宗教社会」を知るために必読の書。 新書で読める極めて簡潔なインド史。 ラジオ講座のテキストをもとに、全面的に加筆・修正した書。きわめて分かりやすい。 テクストとフィールドの両方を遊行する新世代のインド学者によるエッセイ風のインド入門。 クンブ・メーラーのリポートを通じて「人は何処からきて何処へ行くのか」という内省に誘う書。様々なサンニャーシンが登場する。 V.N.Jha博士から難解極まる新論理学を相承した筆者によるインド留学記。底知れないサンスクリット学の深淵を覗かせてくれる。 明るいタッチのインド留学記。現在のインドにおけるサンスクリット学の事情にも詳しい。 |
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